読むことも、道具で楽にできる
文字を読むのがたいへんなとき、耳で聞く・文字の見え方を変えるなどの道具があります。読むための「べつのルート」です。
- ①「読む道具」で、どんな道具があるかを知る
- ②「ためして読む」で、文字の大きさ・行の間・ふりがな・区切り・読み上げの速さなどをいろいろ変えてみる
- ③「わたしに合う読み方」にまとめて、先生や家の人に伝える
人によって、読みやすい形はちがいます。自分に合う使い方は、ためしながら見つけていくものです。
ためして読む
お話
文字の大きさ
行の間
書体
背景の色
区切り
いま読む文だけ
ふりがなは、上の「ふりがな」ボタンで、つけたり消したりできます。文を押すと、その文から読み上げます。
速さ
わたしに合う読み方
読み上げの使い方
使いたい場面
学校で読み上げを使いたいときは、W6「学びやすさリクエストカード」で、先生にお願いするカードを作れます。
家での始め方(おうちの人と)
- 好きな本・親しみのある本から始める。楽しいことが、つづけるいちばんの力になります
- なれてきたら、学校の教科書やプリントにも広げる
- 読めない漢字を調べる道具として使ってもよい(読み上げで読み方を聞く)
- 読み上げを聞いてから読む・聞きながら読む、どちらが合うかをためす
- 何を使うか、どう使うかは、本人がえらぶ。うまくいったら、学校でも使えないか、先生に相談する
音声ペンや音声つきの教材には、購入や申しこみが要るものがあります。学校や、地域の図書館・相談窓口で聞いてみてください。
先生・おうちの人へ
ねらい
読むことに困難のある子どもが、読み上げや見え方の調整などの読む道具を知り、自分に合う使い方を見つけるためのツールです。読み上げなどの道具は、自分に合う使い方を学齢期から試行錯誤しながら取り入れることで、役に立つものになると考えています。
このシリーズの「別のルート」とは、手で書く・目で読むことの代わりに使える、別のやり方(代替手段)のことです。
使い方の例
- 「ためして読む」で、文字の大きさ・行の間・書体・背景の色・区切り・ふりがな・読み上げの速さを、本人と一緒にいろいろ変えてみる。本人が「読みやすい」と言う形を大切に
- 決まったら「わたしに合う読み方」を印刷して、先生にわたす。教材を作るときの手がかりになります
- 家庭では、親しみのある本から始めて、学校の教材へ。本人が漢字の読みを調べる辞書として使い始めることもあります
- 教室で読み上げを使うときは、イヤホンを使うと、まわりへの配慮にもなります。学校での使用は、W6・W7 で相談の形に
気をつけたいこと
- このアプリの読み上げは、端末の中の声だけを使います(ネット経由の声は使いません)。日本語の声が入っていない端末では、読み上げが使えません
- お話はオリジナルです。区切り(すきま・線)を入れると、まとまりの途中では行がかわりません。区切りの位置は、読みやすさを確かめるための例です