場面に合わせて、道具をえらぼう
書く・読むための道具には、いろいろあります。どの場面でどの道具を使うかを、自分でえらべるようになることが大事です。
えらび方の5つのステップ
- ① 見通す:どんな場面?(うるさい? しずか? 時間は? 図や記号は? テスト?)
- ② えらぶ:どの道具にする?(2つを組み合わせてもよい)
- ③ 理由を言う:どうしてその道具にした?
- ④ やってみる
- ⑤ ふりかえる:うまくいった? 次はどうする?
正解は1つではありません。同じ場面でも、人によって合う道具はちがいます。自分に合うかどうかを、ためしながら見つけていこう。
ほんとうの場面で記録する
授業や宿題で、実際に道具を使ったときに記録しよう。先生やおうちの人と一緒でもよいです。
① どんな場面?
教科
やったこと
まわりのようす
② えらんだ道具
③ えらんだ理由
④ かかった時間
⑤ ふりかえり
わたしの道具マップ
場面カードと、ほんとうの場面の記録をまとめたものです。この端末には残りません。つづけるときは「ファイルに保存」しておこう。
「どの場面で、どの道具なら、ぼく・わたしはできるか」は、先生にお願いするとき(W6 学びやすさリクエストカード)の材料になります。
先生・おうちの人へ
ねらい
手書き・音声入力・フリック・撮影・読み上げなどの道具を、場面に応じて自分で選べるようになるための練習です。選ぶときに理由を言うこと、使ったあとにふりかえることを大事にしています(見通す → 選ぶ → 理由を言う → やってみる → ふりかえる)。
このシリーズの「別のルート」とは、手で書く・目で読むことの代わりに使える、別のやり方(代替手段)のことです。
使い方の例
- 「場面カード」で、場面の条件(音・時間・図や記号・縦書き・テストなど)を一緒に確かめてから選ぶ。返ってくる「合いやすい」「気をつけて」は目安です。本人の理由に耳を傾けてください
- 「ほんとうの場面で」は、授業や宿題で使ったあとに記録する。場面 × 選んだ方法 × 理由 × 時間 × ふりかえり が残ります
- 記録がたまったら「わたしの道具マップ」を一緒に見て、どの場面でどの道具が合っているかを話し合う
気をつけたいこと
- 学校では、使う場面を自分で判断できず、先生の指示を待ってしまうことがあります。先回りしすぎず、でも一人にしない声かけ(「今はどれにする?」)が助けになります
- にぎやかな場面では音声入力が使いにくく、フリックを選べた、という例があります。場面の条件で道具が変わることを、本人が実感できるとよいです
- テストや提出物で道具を使うには、学校との相談(合理的配慮)が要ることがあります(W6・W7)
- 記録は端末に残りません。「ファイルに保存」した記録には、本人が書いた理由やふりかえりも入ります