フリック入力ってなに?
キーを押したまま、上・下・左・右にすべらせて文字を入れる方法です。書くのがたいへんなときの「べつのルート」の1つです。まわりがにぎやかで、声を出しにくいときにも使えます。
- ①「しくみ」で、どの向きにどの字があるかを、十字でおぼえる
- ②「れんしゅう」で、指をすべらせてみる(このアプリの中のキーでできます)
- ③「タイムアタック」で、自分の端末のキーボードで入れてみる
- ④「きろく」で、前とくらべる
はやさよりも、正しく入れることを大事にしよう。はやくしようとして、まちがいがふえる時期もあります。それも練習のうちです。
フリック入力の出し方
うまく出ないときや、使ってよいか分からないときは、先生やおうちの人に聞こう。
向きと字のきまり
キーには「あ・か・さ・た・な・は・ま・や・ら・わ」が書いてあります。そのまま押すと「あ」の段、すべらせる向きで、ほかの字になります。
「あの段」は、のばすと「あ」になる音のことです(か→かー、さ→さー)。「いの段」は、のばすと「い」になる音(き→きー、し→しー)です。
十字で見てみよう
にごる音・小さい字・記号
- 「が」「ぱ」「っ」などは、先に「か」「は」「つ」を入れてから、「゛゜小」のキーを押します。押すたびに、が→か、ば→ぱ→は、っ→づ→つ、のようにかわります
- 「や」のキーを左にすべらせると「「」、右にすべらせると「」」が出ます
- 「わ」のキーは、左=を、上=ん、右=ー(のばす記号)
- 「、」のキーは、そのまま=、 左=。 上=? 右=!
- 入れている途中で出てくることばの候補(予測変換)を使うと、まちがいがへって、はやくなります
端末によって、キーの並びが少しちがうことがあります。
れんしゅう
どれにする?
キーを押したまま、上下左右にすべらせて、指をはなします(マウスでも、押したまま動かせばできます)
タイムアタック
自分の端末のキーボード(フリック)で入れてみよう。どれにする?
入力するところ
「スタート」を押すと時間がはじまります。下のわくを押して、フリックで入れよう。ことばの候補(予測変換)を使ってもかまいません。入れおわったら「できた」を押します。
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きろく
きろくは、この端末には残りません。つづけるときは、下の「ファイルに保存」で保存しておき、次に「ファイルを開く」で読みこもう。
先生・おうちの人へ
ねらい
書くことに困難のある子どもが、フリック入力という「別のルート」を使えるようになるための練習です。五十音と向きの対応を十字でおぼえ、アプリの中のキーで指の動きを練習してから、自分の端末のキーボードで文を入れて、時間とまちがいの数を本人が確かめます。
このシリーズの「別のルート」とは、手で書く・目で読むことの代わりに使える、別のやり方(代替手段)のことです。
使い方の例
- 「しくみ」で、段と向きの対応を確かめる(あの段=そのまま、いの段=左、うの段=上、えの段=右、おの段=下)。「母音」ということばより、「のばすと『あ』になる音」のような言い方が分かりやすいことがあります
- 十字シート(白紙)を印刷して、段ごとに色のシールをはったり、字を書きこんだりして覚えるのもおすすめです
- 「れんしゅう」は、順番どおり → ランダム → にごる音・小さい字 → ことばの順に。ゲームのように練習量を増やせます。色のヒントは、慣れてきたら外します
- 「タイムアタック」は、ことば → みじかい文 → 50字くらいの文の順に。予測変換を使うと、まちがいがへり、はやくなることがあります
- はやさをねらうと、まちがいが増える時期があります(試行錯誤の時期)。はやさより正しさを認めてください
気をつけたいこと
- フリック入力は、タッチ画面のキーボードで使う入力です。iPad はふつう五十音の並びのキーボードなので、フリックを使うには設定が要ります(「はじめに」で、本人が自分の端末をえらんで見る形にしています)。パソコンでは、ローマ字入力や音声入力(W1)を使います
- 「れんしゅう」のキーは、端末のキーボードと同じ並びにしていますが、端末によって少しちがうことがあります
- どの場面でフリックを使うか(声を出しにくい場面など)は、本人と相談して決めるのがよいと考えます
- きろくは端末に残りません。「ファイルに保存」した記録には、日付・時間・正解やまちがいの数が入ります(入力した文は入りません)