進路についての保護者面談を、落ち着いて進めるための準備シートです
面談の前に、今回伝えることを選び、保護者から出そうな質問への答えと「確かめる先」を準備しておきます。面談が終わったら、話したことと次にやることを記録します。
- 面談の準備:今回伝えること(学年・時期に合う候補から選ぶ)、想定される質問と答えの準備、先生の立ち位置、次にやること。
- 面談のあとの記録:話したこと、保護者と本人の思い、決めたこと、確かめると約束したこと。
- 立ち位置と言葉の例:保護者の不安を受け止める言葉、家庭に負担を求めすぎない伝え方。
このシートは先生の手元用です。答えは先生が書きます。地域の入試のしくみなどは、教育委員会の資料などで確かめてから伝えましょう。
面談の準備
上から順に書いていきます。全部を埋めなくてかまいません。書いたら、画面の下の「ファイルに保存」を押してください(この端末には残りません)。
面談が終わったら
面談が終わったら書きます。次の面談の準備は、このファイルを開いて「次にやること」と「確かめると約束したこと」から始めると、話がつながります。
先生の立ち位置
先生は、情報を出し、選択肢と判断の材料を並べる役です。どこに進むかを決めるのは、本人と保護者です。
- 「どこがよいかを決めるのは、ご本人とご家庭です。学校は、決めるための材料をできるだけそろえます」
- 「この学校については、説明会で聞いたことをお伝えします(いつ確かめたことかも添えて)」
- 「いま、はっきりお答えできないことなので、確かめて、次の面談でお伝えします」
- 特定の学校をすすめたり、評判だけで話したりしないようにします。
- 本人がいる面談では、本人に向けて話し、本人の思いを先に聞きます。
- 保護者の希望と本人の希望がちがうときは、どちらかに決めず、それぞれの理由を一緒に聞きます。
保護者の不安を受け止める言葉の例
受け止める
- 「そう心配されるのは、自然なことだと思います」
- 「そのことが、いちばん気がかりなのですね」
- 「話してくださって、ありがとうございます」
一緒に考える
- 「一緒に確かめていきましょう」
- 「いまわかっていることと、これから確かめることを、分けて整理してみましょう」
見通しを伝える
- 「第一希望がかなわなかったときの道も、早めに一緒に考えておくと安心です」
- 「入学したあとも、相談できる先があります。見学のときに一緒に確かめましょう」
配慮のことを話すとき
- 「入試での配慮は、力を出しきるための手立てです。特別なお願いではありません」
- 「ふだんの授業で助けになっている工夫が、手がかりになります」
ねぎらう
- 「家でしてくださっていることが、学校でも支えになっています」
言葉は例です。先生ご自身の言葉に置きかえて使ってください。
家庭に負担を求めすぎない伝え方
- お願いすることは、一つか二つにしぼります。
- 「学校がすること」「家庭にお願いすること」「一緒にすること」を分けて伝えます。
- 調べること・確かめることは、できるだけ学校が先に引き受けます。
- 「〜してください」より、「〜できそうなことがあれば、教えてください」と伝えます。
- 仕事・きょうだい・費用など、家庭の事情をうかがってから、できることを一緒に考えます。
- 通学の練習などを家庭だけに任せず、学校でできることも一緒に考えます。
保護者がほしいと感じている情報
学校からの情報が少ないと感じている保護者もいます。評定のつけ方、入試での配慮のしくみ、通級による指導と特別支援学級のちがいなどは、早めに伝えると安心につながります。
先輩の保護者の話が役に立ったという声もあります。地域の親の会などは「地域の進路情報ノート(T11)」にまとめておけます。保護者への説明には「保護者向け 進路ガイド(P1)」も使えます。
印刷
- 書いた内容を印刷:書いた内容を、A4の用紙に印刷します。面談の手元に。
- 白紙のワークシートを印刷:何も書いていないシートを印刷します。紙に手で書きこみたいときに。
このシートは先生の手元用です。保護者に渡す資料には、「保護者向け 進路ガイド(P1)」などを使ってください。「PDFに保存」を選べば、紙に出さずにファイルにすることもできます。
先生用:このツールについて
ねらい
面談の前に、伝えることを時期に合わせて選び、保護者から出そうな質問への答えと「確かめる先」を準備しておくことで、正確な情報を落ち着いて伝えられるようにします。わからないことを、その場で言い切らずにすむようにすることもねらいです。
使い方の例
- 中1・中2の面談の前に:「今回伝えること」で、評定のつけ方や、見学に行き始める時期などを選んでおく。
- 中3の面談の前に:よくある質問の候補から、出そうな質問を選び、答えと確かめる先を書いておく。確かめていないことは、面談までに確かめる。
- 面談のあとに:記録を書いて保存し、次の面談の前にそのファイルを開いて、約束したことから始める。
- 校内で:はじめて中3を担任する先生と一緒に、よくある質問の答えを準備する。
気をつけたいこと
- このツールには、地域の制度についての答えは入っていません。答えは、教育委員会の資料など「確かめる先」で確かめてから書きます。
- 特定の学校をすすめる道具ではありません。決めるのは本人と保護者です。
- 生徒は記号を選びます(名前やイニシャルは使いません)。保護者の名前も書きません。
- 面談の記録は個人情報です。書いた内容は端末に残りませんが、保存したファイルや印刷したものは、学校の決まりに沿って保管してください。
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