説明会・見学・問い合わせで確かめることを、学校ごとに整理するシートです
高校などの学校説明会や見学に行くとき、電話やメールで問い合わせるときに、確かめたいことと「聞き方の例」をまとめています。学校は10校まで書けます。
- 学校ごとの下調べ:通学のしかた、学科で実際に学ぶこと、支援の様子(相談できる先生・ほっとできる部屋・通級による指導)、クラスの人数・行事・きまりに加えて、課題の量、欠席と進級の考え方、入試の配慮の考え方、入学後の相談のしかた、卒業後の進路の様子。項目ごとに「聞き方の例」があります。
- 生徒ごとのメモ:下調べした学校が、生徒の「好き・得意・夢中」や「苦手・こまりやすい場面」とどうかかわりそうかを考えるメモです。生徒は記号を選びます(名前やイニシャルは使いません)。
- 聞き方のコツ:評判だけで判断しないための聞き方、生徒の情報を出さずにたずねる工夫。
特定の学校をすすめるためのシートではありません。本人と保護者が進路を選ぶための材料を、先生が確かめて整理するためのものです。
下調べを書く
学校ごとに書きます。「+ 学校を足す」で10校まで。学校の見出しを押すと、開いたり閉じたりできます。項目の「聞き方の例」を開くと、たずね方の例が出ます。全部を埋めなくてかまいません。
生徒に合うかを考える
下調べした学校が、その生徒にとってどうかを考えるメモです。合う・合わないを先生が決めるためではなく、本人と保護者に伝える材料を整理するために使います。
評判だけで判断しない
「面倒見がよい」「支援が手厚い」という評判は手がかりになりますが、それだけでは、その生徒に合うかどうかはわかりません。どんな場面で、誰が、どのように支えるのかを聞いてみましょう。
- 「困ったとき、生徒はまず誰に相談していますか」
- 「授業中に教室にいるのがつらくなった生徒がいたら、どうしていますか」
- 「提出物が遅れがちな生徒には、どのように声をかけていますか」
学科で実際に学ぶことを、具体的に聞く
学科の名前だけでは、毎日の学びはわかりません。時間割・実習・使う道具などを具体的に聞くと、生徒の「好き・得意・夢中」とつながるところや、こまりやすい場面が見えてきます。
- 「1年生の時間割を見せていただけますか」
- 「実習は、週に何時間くらい、どんな内容ですか」
- 「この学科で、生徒がつまずきやすいのはどんなところですか」
生徒のことは、一般的な形でたずねる
- 下調べの段階では、生徒が特定できる話はしないで、「こういうことにこまる生徒には、一般的にどうしていますか」とたずねると、学校も答えやすくなります。
- 生徒の情報を進学先に伝えるのは、本人・保護者の同意を得てからにします。
- 入試での配慮の申し出は、通常は中学校から決められた手続きでおこないます。下調べでは、その学校のこれまでの考え方を聞く程度にとどめ、手続きと時期は、都道府県の教育委員会の入学者選抜の要項で確かめましょう。
行って、確かめて、振り返る
- 紙やホームページの情報だけではわからないことがあります。説明会・見学・体験入学には、できれば生徒と一緒に行きましょう。
- 通学路を、実際に登校する時刻に通ってみると、乗りかえや混み具合がわかります。
- 見学のあとは、生徒と振り返ります(よかったこと・気になったこと・通学のしかた)。生徒用の「学校見学じぶんチェック(S4)」も使えます。
- 答えてくださった方の役職と、確かめた日を書いておきます。学校の様子や決まりは、年度によって変わることがあります。
学校によって、答えはちがう
同じ種類の学校でも、支援の様子・課題の量・欠席や進級の考え方は、学校によってちがいます。「この種類の学校はこう」と決めずに、学校ごとに確かめましょう。地域の学校の一覧は「地域の進路情報ノート(T11)」にまとめておけます。
印刷
- 書いた内容を印刷:書いた内容を、A4の用紙に印刷します。
- 白紙のワークシートを印刷:何も書いていないシートを印刷します。説明会に持っていって手で書きこむときに。
学校の情報を同僚と共有するときは、「学校ごとの下調べだけ」を選ぶと、生徒ごとのメモは印刷されません。
「PDFに保存」を選べば、紙に出さずにファイルにすることもできます(印刷の画面で選びます)。
先生用:このツールについて
ねらい
高校などの説明会・見学・問い合わせで、どの学校も同じ観点で確かめ、本人と保護者に判断の材料として伝えられるようにします。評判だけでなく、学科で実際に学ぶことや、困ったときの支えを具体的に確かめることをねらいます。
使い方の例
- 説明会に行く前に:白紙のワークシートを「聞き方の例」つきで印刷して持っていく。
- 校内で分担して:何人かの先生で学校を分担して下調べし、「学校ごとの下調べだけ」を印刷して共有する(ファイルの共有は、校内の決まりに沿って)。
- 見学のあとに:生徒が「学校見学じぶんチェック(S4)」で振り返ったことと、先生の下調べを合わせて、生徒と話し合う。
- 面談の前に:生徒ごとのメモを見ながら、本人・保護者に伝える材料を整理する(「保護者面談の準備シート(T7)」と一緒に)。
気をつけたいこと
- 特定の学校をすすめる道具ではありません。合う・合わないを先生が決めるのではなく、決めるのは本人と保護者です。
- 生徒は記号を選びます(名前やイニシャルは使いません)。記号と生徒の対応は、このファイルとは別に管理してください。
- 学校から聞いたことは、その時点の情報です。確かめた日を残し、保護者に伝えるときは「いつ確かめたことか」も添えます。
- 生徒の情報を進学先に伝えるのは、本人・保護者の同意を得てからにします。
- 書いた内容は端末に残りません。保存したファイルは、学校の決まりに沿って保管してください。
ご意見・使ってみた感想は、わくわくのお問い合わせからお寄せください。