自立活動アセスメント&授業記録
75のソーシャルスキルを、行動のレベルで見ていきます。課題のあるスキルを見つけ、そのスキルを扱う授業を計画・記録し、次の担任へ引き継ぐためのツールです。自立活動の指導に関わる先生のために作りました。
- データはこの端末には残りません。ページを閉じたり読み込み直したりすると消えます。
- 終わるときは、画面の上の「Excel に書き出す」で保存してください。書き出したファイルは、学校のきまりに従って保管してください。次はそのファイルを読み込むと、続きから使えます。
- 1つのファイルに1人の児童です。児童は A・B・C のような記号で入れます。名前やイニシャルは入れません。どの記号がどの児童かの対応表は、このアプリやファイルとは別の場所で管理してください。
使い方の流れ
- 「新しく始める」で記号・年度・学年・学級を入れます(前のファイルがあれば「Excel を読み込んで続きから」)。
- 「チェック」で、年度はじめに75のスキルを 0・1・2 で評価します。
- 「スキルの一覧」で、課題がある(2)スキルを見ます。優先するスキルを決めて、授業を考えます。
- 「授業の記録」に、授業ごとに記録します。
- 年度末にもう一度チェックし、「引継ぎ・印刷」で1枚にまとめて、次の担任へ渡します。
- そのつど「Excel に書き出す」で保存します。
- 0 できている 1 まだわからない 2 課題がある の3つで評価します。わからないところは空けておいてもかまいません。
- 評価は、授業を考えるための判断の材料です。正しさにこだわりすぎず、迷ったら「1 まだわからない」にして、様子を見てから直してください。
- 診断や、障害の程度を決めるものではありません。
「例を入れてみる」で、架空の児童「X」(小3から小4までの3回の評価と10回の授業の記録)が入ります。「Excel に書き出す」を押すと、ファイルの形も確かめられます。
作成:村上精一・本吉大介
スキルの一覧
まだチェックの記録がありません。「チェック」で記録を作ってください。
スキルの一覧
選んだ記録で「課題がある(2)」のスキルを、6つのグループごとに並べます。優先度(◎○)を付けたものが上に来ます。スキルを押すと、詳しい欄が出ます。
前の記録との比べ
→
数のまとめ
選んだ記録の、グループごとの 0・1・2 の数です。
授業の記録
引継ぎ・印刷
最新の記録をもとに、1枚にまとめます。下の内容をそのまま印刷できます。
Excel で保存・読み込み
この児童の記録を、Excel のファイル(.xlsx)に書き出します。年度をまたいで引き継ぐときは、このファイルを次の担任に渡し、次の担任が読み込みます。ファイルは、学校のきまりに従って保管してください。
読み込むと、いま開いている内容と入れかわります。
先生用の解説
使い方の例
- 年度はじめにチェック:4〜5月に、75のスキルを 0・1・2 で評価します。前の年度の記録があれば「前の記録の評価を写して始める」で写してから直すと早く済みます。
- 課題のスキルから優先して授業:「スキルの一覧」で課題がある(2)スキルを見て、特に取り組みたいものに優先度(◎○)を付けます。
- 授業ごとに記録:扱ったスキル・評価・指導の工夫・授業後の変化を書いておきます。
- 年度末にチェック:もう一度評価し、「前の記録との比べ」で変化を確かめます。
- 引継ぎ:「引継ぎ・印刷」で1枚にまとめ、次の担任へ渡します。Excel のファイルを渡せば、次の担任が読み込んで続きから使えます。
保存のしかた(Excel のファイル)
- このアプリは、端末に何も残しません。保存は「Excel に書き出す」で、Excel のファイル(.xlsx)に書き出します。1つのファイルに1人の児童です。
- まだ書き出していない変更があるときは、画面の上に「まだ保存していません」と出ます。そのままページを閉じようとすると、ブラウザが確かめます。
- ファイルには「説明」「基本情報」「評価」「気づき・引継ぎ」「授業の記録」の5つのシートがあります。Excel で開いて読んだり、少し直したりできます。Excel・Numbers・Google スプレッドシートで保存し直したファイルも読み込めます。
- Excel で直すときは、シートの名前と「評価」シートの1〜4行目の見出しは変えないでください。評価は 0・1・2、優先度は ◎ か ○ です。読めない値は、読み込むときに外して、何件外したかをお知らせします。
6区分27項目の扱い
スキルと6区分27項目の関係は、学習指導要領解説 自立活動編の記述と、特別支援学級での実践をもとに、原案の作成者が整理したものです。授業を考えるときの参考として、スキルごとに示しています。どの項目を扱うかを決めるのは、先生です。
以前のツールは、27項目のヒートマップを出していました。ただ、関係するスキルの多い項目ほど、どの子でも高く出ます。そのため、このアプリでは項目の集計をやめ、スキルごとに関係する項目を示す形にしました。
個人情報の扱い
- 児童は A・B・C のような記号で入れます。名前やイニシャルは入れません。ファイル名にも、記号のほかの個人情報は入りません。
- どの記号がどの児童かの対応表は、このアプリや書き出したファイルとは別の場所で、学校のきまりに従って管理してください。アプリの中にもファイルの中にも、対応表を置きません。
- 入力は、ページを開いている間だけ使います。どこにも送らず、この端末にも残しません。
- 書き出したファイルや印刷したものは、学校のきまりに従って管理してください。
参考文献
- 本吉大介・倉田沙耶香(2021)知的障害特別支援学校高等部における既存のデータとデジタルツールを活用した自立活動指導体制の構築と指導実践.熊本大学教育実践研究,38,99-107.
- 文部科学省(2018)特別支援学校教育要領・学習指導要領解説 自立活動編.