状況の把握から引継ぎまで、同じ観点で一続きに
個別の指導計画・個別の教育支援計画・進学先や就職先への引継ぎを、ばらばらに作らず、1つの流れで整理するための下書きツールです。学校の正式な様式に書き写す前の整理に使います。
使い方
- 生徒をえらぶ・作る:生徒は名前ではなく記号(例:3年A)で作ります。
- ① 状況の把握:8つの観点ごとに、得意なこと → 困っていること → うまくいっている手立て、の順に書きます。本人の願い・保護者の願いは別々に書きます。
- ② 個別の指導計画:重点の観点を選び、1年の目標、学期の目標・手立て・評価を書きます。
- ③ 個別の教育支援計画:関係機関の種類と役割、支援の内容、連携のしかたを書きます。
- ④ 引継ぎ:B1「わたしのトリセツ」と同じ項目で、次の場所に伝えたいことをまとめます。本人・保護者の同意を確かめてから印刷します。
- 書き出し・読み込み:ファイルにしておくと、次の年度や別の端末で続きを作れます。
- 本人・保護者と一緒に作ります。本人のことばを、そのまま書いてかまいません。
- 得意なこととうまくいった手立てを中心に書くと、次の場所でも配慮が続きやすくなります。
- 診断名よりも、何をするとうまくいくかを書きます。
入力はこの端末の中だけに保存され、どこにも送られません。名前・住所・担当者の個人名など、個人が分かる情報は書かないでください。
★みんなで使う端末(学校の共用のタブレットやパソコンなど)では、「この端末に残す」のチェックを外して使ってください。次に使う人に、書いた内容が見えないようにするためです。チェックは開くたびに付いた状態にもどるので、そのつど外します。外し忘れたときは、使い終わったあとに「すべて消す」で消してください。
先生用
このツールのねらい
- 状況の把握・指導の計画・関係機関との支援・進路先への引継ぎがばらばらにならないよう、同じ8つの観点で一続きに整理します。①で書いたことが②③④の横に出るので、前の段階を見ながら次を書けます。
- どの観点も得意なこと・できていることから書きます。苦手なことだけを並べると、本人にも次の場所にも「できないこと」の記録になってしまいます。
- 引継ぎは、得意なことと、うまくいった手立てを中心にします。「何をすると、なぜうまくいったか」が伝わると、次の場所でも配慮が続きやすくなります。
- 引継ぎの項目(配慮の3つの型・うまくいった理由・困ったときの解決のしかた・本人が自分で伝えられること・よさ)は、本人が作る B1「わたしのトリセツ」とそろえています。
使い方の例
- 年度はじめ:本人・保護者と面談しながら①を書く。願いは、本人と保護者から別々に聞く。
- 学期ごと:②の短期目標を本人と決め、学期末に評価を記録して見直す。③は、関係機関との話し合いのたびに書き足す。
- 3年生:④を作る。本人が B1 で作った「わたしのトリセツ」とそろえ、本人・保護者の同意を確かめてから、進学先・就職先へ渡す。
- 年度の終わり:ファイルに書き出しておき、次の年度は「次の年度へ写す」で続きから作る。
留意点
- このツールは下書きです。個別の指導計画・個別の教育支援計画は、学校の正式な様式ときまりに従って作成・保管してください。
- 個人情報:生徒は記号で書き、名前・住所・担当者の個人名や連絡先は書きません。端末の使い方、ファイルの保存・受け渡し・廃棄は、学校の情報セキュリティのきまりに従ってください。共用の端末では「この端末に残す」を外し、終わったら「すべて消す」を押してください。
- 本人・保護者の同意:引継ぎシートは、同意のチェックがないと印刷できません。だれに・何を渡すかも、本人・保護者と一緒に決めてください。年度を写したときは、同意をもう一度確かめます。
- 診断名の扱い:診断名を書くかどうか、だれに伝えるかは、本人・保護者が決めることです。引継ぎでは、診断名よりも「何をするとうまくいくか」を中心に書くほうが、受け取る側にも役立ちます。
- 目標の欄に「がんばる」「意識する」などのことばが入ると、具体的な書き方のヒントを表示します。書き手を責めるものではありません。