みんなの見方を出し合う、90分の事例研修を進めます
校内研修の進行役(特別支援教育コーディネーターなど)が使う道具です。会場のモニターに映し、進行役の端末1台で動かします。一人の生徒について、いろいろな教科・立場の先生が付箋で意見を出し合い、最後に一人ひとりが「明日からの1つ」を持ち帰る形の研修です。
- 1 研修の設計:段(導入・事例の説明・一人で考える・グループで話す・全体で共有・まとめ)と分数を決めます。90分・60分・45分のテンプレートがあります。
- 2 役割くじ:グループ分けと、司会・記録・時間係・発表の役割を、くじで決めて大きく映します。
- 3 進行(映す):いまの段・すること・残り時間・次の段・全体の流れを、画面いっぱいに映します。
- 4 付箋ボード:グループから出た意見を、進行役が付箋として入力し、色ごとの列に並べて映します。似た意見は重ねてまとめます。
- 5 まとめ・印刷:付箋の一覧と「明日からの1つ」を、印刷したり、文としてコピーしたりできます。
映し方とキー操作(進行の画面)
- →(右矢印):次の段へ ←(左矢印):前の段へ
- スペース:タイマーを始める・とめる
- Esc:映すのをやめる(タイマーは動いたままです。右下の小さな表示から、もどれます)
終わりが近づいたときと時間になったときに、画面の色がそっと変わります。音は、初めは鳴らない設定です。時間になっても自動では進みません。進めるのは進行役です。
事例の文章は、このツールには入れません。学校で用意してください。事例は、名前・学校名・家族のことなど、個人が特定されない形に書き換え、研修のあとに回収します。
参加者の本名も入れないでください(番号かニックネームで)。
入力したことは、この端末のブラウザにだけ保存されます。どこにも送られません。
参加者の本名も入れないでください(番号かニックネームで)。
入力したことは、この端末のブラウザにだけ保存されます。どこにも送られません。
★みんなで使う端末(学校の共用のタブレットやパソコンなど)では、「この端末に残す」のチェックを外して使ってください。次に使う人に、書いた内容が見えないようにするためです。チェックは開くたびに付いた状態にもどるので、そのつど外します。外し忘れたときは、使い終わったあとに「すべて消す」で消してください。
先生用(研修担当の方へ)
この研修のねらい
- 気になる生徒のことを、担任一人で抱えないための時間です。教科・学年・分掌のちがう先生は、それぞれ別の場面で生徒を見ています。その見方を出し合うと、生徒の理解が広がり、手立ての案も増えます。
- 先に付箋に書いてから話すので、よく話す人だけで進まず、若手の先生や、ふだん関わりの少ない先生も、同じように意見を出せます。
- 原因さがしや、だれかの対応の良し悪しを決める会ではありません。最後に一人ひとりが「明日からの1つ」を持ち帰ります。
付箋の4色
進め方の例(各段で進行役が言うこと)
付箋ボードへの入力は、進行役のほかに、もう一人の先生にお願いすると進めやすくなります。全体で共有の段で、発表を聞きながら入力していくと、終わったときにはボードができています。
留意点
- 事例の個人情報。事例の文章は学校で用意し、このツールには入れません。名前・学校名・家族のこと・特定できる出来事などは書き換えるか省き、資料には番号をつけて、研修のあとに回収します。付箋やまとめにも、生徒の名前は書きません。参加者の名前も、番号かニックネームにします。
- 批判ではなく「次にできること」を話す。「なぜできなかったか」に話が向いたら、進行役が「では、明日からどうしましょう」と言いかえて戻します。事例を出してくれた担任の先生に、まずお礼を伝えます。
- 時間を守る。タイマーは自動では次へ進みません。延びたら「+1分」で延ばし、そのぶん後の段を短くして、終わりの時刻は守ります。
- 出た案のどれを試すかを決めるのは、担任の先生(と、生徒本人)です。全部やる必要はないことを伝えます。
- 数週間後に、試してみてどうだったかを短く共有する場をもつと、研修が「その場かぎり」になりません。
- 音は初めは鳴らない設定です。色だけでなく、文字と数字でも残り時間が分かるようにしています。