困ったとき、どうする?を試してみよう
電車が止まった、急に当てられた、断りたいけど言いにくい。そんな場面で、どう動くか・どう伝えるかを、ここで先に試してみます。選んだ道によって、相手がどう受け取るか、自分がどうなるかが出てきます。
- 正解を当てるゲームではありません。どれを選んでも大丈夫です。「こうしたら、こうなるのか」を見てみてください。
- ほかの道も見てみましょう。同じ場面を何回やってもかまいません。ちがう道を選ぶと、ちがう結果になります。
- 比べるモードでは、2つの言い方を並べて、どちらが伝わりやすいかを考えます。
- 最後に「自分ならどう言う?」を書いておくと、本番で思い出しやすくなります。
書いたことや選んだ道は、この端末のブラウザにだけ保存されます。どこにも送られません。
★みんなで使う端末(学校の共用のタブレットやパソコンなど)では、「この端末に残す」のチェックを外して使ってください。次に使う人に、書いた内容が見えないようにするためです。チェックは開くたびに付いた状態にもどるので、そのつど外します。外し忘れたときは、使い終わったあとに「すべて消す」で消してください。
先生用
このツールのねらい
- 困ったときの行動の選び方と伝え方を、失敗しても大丈夫な場で試します。
- 正解を覚えるのではなく、選んだときに何が起きるか(相手がどう受け取るか・自分がどうなるか)を考えることを大事にしています。どの選択肢にも、まず本人の気持ちを受け止める一文を入れました。
- 比べるモードでは、「いつ・何が・どうする」など、伝わりやすい言い方に入っている要素に、本人が自分で気づけるようにしています。
使い方の例
- 通級による指導やLHRで、1回に1〜2場面。全部を一度にやる必要はありません。
- ロールプレイと組み合わせる。シミュレーターで道を選んだあと、先生が相手役(駅員・店長・友だちなど)になり、「使える一言」や本人が書いた言葉を実際に言ってみます。読み上げで先に聞いてから言うのも一つの方法です。
- ちがう道もたどってみて、「こっちだとどうなった?」と比べて話します。
- 本人が実際に困った場面をもとに、場面を足す。ここにない場面は、紙に「状況・選べる行動・その後」を一緒に書き出すと、同じ流れで練習できます。
- 「一言カード」を印刷し、本番で見られるように持たせます。
「まちがった選択」を笑ったり、からかったりしないでください(集団で使うときは特に)。どの道を選んだ気持ちにも理由があります。本人の気持ちは否定せず、「そう思ったんだね。そのとき相手はどう感じそうかな」と一緒に考えてください。場面は、生徒の実態や生活に合わせて選んでください(アルバイトをしていない生徒には、ほかの場面を)。記録と書いた言葉は本人のものです。本人の了解なく、ほかの人に見せないでください。