自分に読みやすい見た目を見つけよう
文字が小さい、行がつまっている、どこを読んでいるかわからなくなる。そんな読みにくさは、文字の大きさや行の間、区切り方、色を変えるだけで軽くなることがあります。このツールに日本語や英語の文章を貼り付けると、自分に合う見た目に整えて表示します。
- いろいろ試してみましょう。文字の大きさ・行の間・字の間・1行の長さ・書体・色を変えられます。
- 区切って読めます。文ごと・読点ごとに改行したり、英語をまとまりごとに区切ったりできます。
- いま読んでいるところがわかります。「1文ずつ表示」「リーディングバー」「読み上げ」が使えます。
- 読みやすかった見た目は、3つまで保存できます。先生に伝えるときの文も作れます。
★教科書やプリントの文章は、自分で読むためだけに使ってください。整えたものを印刷して人に配ったり、インターネットにのせたりしないでください。
★みんなで使う端末(学校の共用のタブレットやパソコンなど)では、「この端末に残す」のチェックを外して使ってください。次に使う人に、書いた内容が見えないようにするためです。チェックは開くたびに付いた状態にもどるので、そのつど外します。外し忘れたときは、使い終わったあとに「すべて消す」で消してください。
1. 文章を入れる
日本語でも英語でも、そのまま貼り付けてください。入れるとすぐ、下に表示されます。
教科書やプリントの文章は、自分で読むためだけに使います。整えたものを人に配ったり、インターネットにのせたりしないでください。
2. 見た目を変える
少しずつ変えて、読んでみて、楽なほうを選びましょう。正解はありません。
1行の長さ 書体(この端末にある文字を使います) 背景と文字の色日本語の区切り
英語の区切り
まとまりごとに区切る英語のまとまりは、コンマのあとや、前置詞(in・at・with など)・接続詞(and・because など)の前で区切る、簡単な決まりで分けています。うまく分かれないこともあります。
3. 読む
文を押すと、その文を選べます。キーボードなら、上下の矢印キーでバー、左右の矢印キーで文を動かせます。
4. わたしの読みやすい設定
読みやすかった見た目に名前を付けて、3つまで保存できます。「英語用」「長い文用」のように使い分けてもかまいません。
先生に伝えるときの文(いまの見た目)
読むための工夫を先生に相談するときに使えます。自分の言葉に直してもかまいません。
先生用
このツールのねらい
- 文章の読みにくさは、文字の大きさ・行間・区切り・色などの見た目を変えると軽くなることがあります。何が合うかは、一人一人ちがいます。
- 本人がいろいろな見た目を試して、自分に合うものを見つけ、「こうすると読みやすい」と言葉にできるようにします。それが、読むための配慮を相談するときの材料になります。
- 「わたしの読みやすい設定」の「先生に伝えるときの文」は、文字の大きさ(印刷でのおよそのポイント数)・行間・1行の長さ・書体・色・区切り方を、そのまま伝えられる形にまとめます。
使い方の例
- 通級による指導や個別の時間に、教科書の一部(数行から1段落ほど)を貼り付けて、いくつかの見た目を試す。読んだあとに「どれが楽だったか」「どこで迷ったか」を本人に聞く。
- 見つけた見た目を「わたしの読みやすい設定」に保存し、「先生に伝えるときの文」を本人と一緒に確かめる。
- 本人の了解を得て、その文を教科の先生に伝え、プリントの作り方(文字の大きさ・行間・1行の長さ・区切り方)の参考にしてもらう。
- 学期ごとなどに見直す。合う見た目は、教科や文章の種類、そのときの調子で変わることがあります。
このツールは、読むことを代わりにするものではなく、読みやすくするための道具です。「文字を大きくすれば読める」と決めつけず、本人の感じ方を大切にしてください。
教科書やプリントの文章は、本人が自分で読むために使う範囲にとどめ、整えたものを配ったり、掲示したり、インターネット上で共有したりしないでください。整えたプリントを学級で配る場合は、学校で決められている著作物の扱いにしたがってください。
貼り付けた文章は、初期の状態では保存しません(本人が「文章もこの端末に残す」を選んだときだけ保存します)。
知っておいていただきたいこと
- 書体は端末にあるゴシック体・明朝体を使います(Windows では BIZ UD 書体があればそれを使います)。外部の文字は読み込みません。
- 画面と紙では、同じ大きさでも見え方がちがいます。プリントの参考にするときは、一度印刷して本人と確かめてください。黒地に白の設定は、印刷では白地にします。
- 文の切れ目や英語のまとまりは、句読点や決まった単語で分ける簡単な決まりで作っています。正しく分かれないことがあります。
- 読み上げは端末の声を使います。英語の文は、英語の声がある端末では英語の声で読みます。