「あと何時間」を知って、早めに相談しよう
高校では、授業を休んだ時間(欠課)が多くなると、その科目の単位がとれないことがあります。このボードでは、科目ごとに「あと何時間までなら、上限の中におさまるか」を計算して、色で見えるようにします。
- 数字は、こわがるためのものではありません。早めに相談して、手立てを考えるために使います。
- 上限の数や、遅刻・早退の数え方は学校ごとに違います。はじめに「学校のきまり」を、生徒手帳や先生に確かめて、自分の学校の数に直してください。
- 月に1回くらい、欠課や提出物の数を直して見直すのがおすすめです。できていることも一緒に見ていきます。
使い方
- 「学校のきまり」を確かめて、数を直す
- 「科目を入れる」で、科目ごとの単位数・欠課時数などを入れる
- 「見通しボード」で、色とバーを見る
- 心配な科目があれば、「相談のセリフ」を使って先生に伝える
ここで出る数は、自分で入れた数からの計算です。学校の公式の記録ではありません。入力はこの端末の中だけに保存され、どこにも送られません。
★みんなで使う端末(学校の共用のタブレットやパソコンなど)では、「この端末に残す」のチェックを外して使ってください。次に使う人に、書いた内容が見えないようにするためです。チェックは開くたびに付いた状態にもどるので、そのつど外します。外し忘れたときは、使い終わったあとに「すべて消す」で消してください。
科目を入れる・なおす
科目ごとに、わかる数を入れてください。空らんの「授業時数」と「欠課の上限」は、自動で計算します。
欠課の上限は、学校によってきまりが違います。生徒手帳や先生に確かめて、自分の学校の数に直してください。単位数も、学校や学年で違います(時間割や教育課程表で確かめられます)。
よくある科目から入れる
押すと、その科目が下に入ります(単位数は例です。自分の学校の数に直してください)。
先生用
このツールのねらい
- 生徒が、科目ごとの欠課時数と上限との関係を見通せるようにし、上限に近づく前に自分から早めに相談できるようにします。
- 数字を見せて不安をあおるためではありません。早めに相談して、手立てを一緒に考えるための道具です。
- 高校では欠課時数が単位の修得にかかわるため、通級による指導や別室での学習、体調による休みなどが重なる生徒が、欠課を気にして必要な支援の場に来にくくなることがある、という現場の声をきっかけに作りました。
使い方の例
- 学期のはじめに、一緒に入れる。学校の規程(上限の割合・遅刻や早退の換算・各科目の授業時数)を先生が確かめ、「学校のきまり」と各科目の数を一緒に直します。
- 月に1回、一緒に見直す。欠課・提出物の数を本人と更新し、「できていること」も言葉にして伝えます。
- 「注意」「危ない」が出た科目は、担任・教科担当・通級担当・養護教諭などで共有し(本人の了解を得て)、学校の規程の範囲でできる手立て(補充の課題や補習、時間割上の工夫、通級や別室の時間の扱いの確認、合理的配慮の検討など)を話し合います。
色のめやす(このツールでの決め方)
- 余裕:欠課が上限の5割未満
- 注意:上限の5割以上、または学年の進み具合から見て「このままのペースだと年度末に上限をこえる」計算のとき。提出物の未提出や、基準点に届かない考査があるときも「注意」にします。
- 危ない:欠課が上限の8割以上(上限をこえた場合をふくむ)
学校の規程にもとづく判定ではありません。進み具合の「自動」は、4月はじめから3月なかばまでを長期休業を除いて大まかに割ったものです。
留意点
- 表示される数は本人の入力によるもので、公式の記録ではありません。単位の認定にかかわる判断は、必ず学校の記録と規程で確かめてください(遅刻・早退・公欠・出席停止・通級の時間の扱いなど)。
- 責めないでください。休みの背景には、体調・気持ち・学習のつまずき・家庭の事情などがあることを前提に、「どうしたら続けられるか」を一緒に考えてください。
- 入力は、本人が使っている端末の中だけに保存されます。本人の了解なく、ほかの人に見せないでください。