気持ちを数字にして、早めに手を打とう
いらいら、もやもや、しんどさ。気持ちが高くなりすぎると、自分でもどうにもできなくなることがあります。このツールでは、いまの気持ちを1〜10の温度計で記録し、高くなったときに自分で前もって決めておいた対処を画面に出します。
- まずプランをつくります。気持ちが高くなるときに出る自分のサインと、そのときにできることを、段階ごとに決めておきます。先生と一緒に作るのがおすすめです。
- はかるときは、数字を押すだけでかまいません。7以上のときは「いまできること」が大きく出ます。
- 記録がたまったら、グラフで変化を見ます。どんなときに高くなりやすいか、どの対処が自分に合っているかが見えてきます。
- どの数字を選んでも、まちがいではありません。いまの自分に気づけたことが大事です。
入力したことは、この端末のブラウザにだけ保存されます。どこにも送られません。
★みんなで使う端末(学校の共用のタブレットやパソコンなど)では、「この端末に残す」のチェックを外して使ってください。次に使う人に、書いた内容が見えないようにするためです。チェックは開くたびに付いた状態にもどるので、そのつど外します。外し忘れたときは、使い終わったあとに「すべて消す」で消してください。
先生用
このツールのねらい
- 気持ちの高ぶりやしんどさを1〜10の数字にすることで、本人が自分の状態を少し離れたところから見られるようにします。「いらいらする」を「いま7くらい」と言いかえるだけでも、気持ちとの間に少し距離ができます。
- 大事なのは、高くなる前のサインと、そのときの対処を前もって決めておくことです。爆発してから周りが対応するのではなく、本人が早めに気づき、自分で対処したり、助けを求めたりできるようにします。
- 記録がたまると、どんな場面で高くなりやすいか、どの対処が本人に合っているかが見えてきます。本人と先生が一緒に見て、プランを育てていく材料にします。
使い方の例
- 面談で、一緒にプランを作る。段階ごとのサインと対処、相談できる人・場所、先生に伝えるときの言葉を決めます。「プランの紙」を印刷して、本人と関係する先生が持ちます(だれに共有するかは本人と相談して決めます)。
- 授業中は、記録だけ。数字を押して「記録する」だけにします。場面やメモはあとからでもかまいません。7以上のときは、画面に出た対処をするか、「先生に伝える」の画面を見せます。
- 週に1回ほど、グラフを一緒に見る。高くなりやすい場面や時間帯、やってみた対処のあとどうだったかを話し、プランを見直します。
- 落ち着いているとき(1〜3)の記録も大切にします。どんなときに落ち着いていられるかは、よい手がかりになります。
留意点
- 記録の数字の大小で評価したり、叱ったりしないでください。高い数字を記録できたことは、自分の状態に気づけたということです。
- 記録を強制しないでください。記録しない日があってもかまいません。
- 自分や人を傷つけるおそれがあるなど、深刻なサインがあるときは、このツールにまかせず、管理職・養護教諭・スクールカウンセラーなどと連携し、学校の体制で対応してください。
- 記録は本人のものです。本人の了解なく見たり、ほかの人に見せたりしないでください。
- このツールは、診断や判定をするものではありません。