言葉で言いにくいときは、カードで伝えよう
授業中に体調が悪くなったとき、気持ちがいっぱいになったとき、相談したいことがあるとき。手をあげて言うのは、なかなかむずかしいものです。このツールでは、画面に大きく出すサインカードを作り、先生にだまって見せるだけで伝わるようにします。
- 先生と前もって決めておきます。カードごとに「どこへ行くか」「だれが待っているか」「どのくらいの時間か」「もどるときはどうするか」を決めます。
- 使ったら記録が残ります。どんなときに使ったかを、あとで先生と一緒にふりかえることができます。
- カードを使うのは悪いことではありません。困ったときに自分で伝える、大事な力です。
入力したことは、この端末のブラウザにだけ保存されます。どこにも送られません。
★急な体調の変化やけがのときは、カードを使わずに、すぐ近くの先生に伝えてください。
★急な体調の変化やけがのときは、カードを使わずに、すぐ近くの先生に伝えてください。
★みんなで使う端末(学校の共用のタブレットやパソコンなど)では、「この端末に残す」のチェックを外して使ってください。次に使う人に、書いた内容が見えないようにするためです。チェックは開くたびに付いた状態にもどるので、そのつど外します。外し忘れたときは、使い終わったあとに「すべて消す」で消してください。
先生用
このツールのねらい
- 体調の不安や気持ちの高ぶりを、授業中に言葉で言い出すのはむずかしい生徒がいます。カードを見せるだけで伝えられるようにして、助けを求める(援助要請)最初の一歩をつくります。
- 大事なのはカードそのものより、前もって決める約束です。どこへ行き、だれが待っていて、どのくらいの時間で、どうもどるか(いつ・どこ・だれ)を本人と先生が一緒に決めておくことで、本人も先生も安心して使えます。
- 入学したばかりのころは周りが整える支援から始め、学年が上がるにつれて、本人が自分で求める形へ移していきます。カードは、言葉で伝えられるようになるまでの「足場」です。
使い方の例
- 面談で、本人と一緒にカードを選び、行き先・待っている人・時間・もどり方を決める(「約束の紙」を印刷して、本人と関係する先生が持つ)。
- 保健室・相談室の先生、教科の先生など、カードを見る可能性のある先生に、約束の中身を共有する(だれに伝えるかは本人と相談して決める)。
- 使うときは、生徒が画面を見せ、先生はうなずくか、決めた合図で応える。理由をその場で問いただす必要はありません。
- 月に1回ほど「使った記録」を一緒に見て、どんなときに使うことが多いかをふりかえる。前もってできる工夫や、カードを減らしていく見通しを話す。
カードを使ったことを叱ったり、ほかの生徒の前で理由を聞いたりしないでください。使う回数が増えたときは、責めずに、何が起きているかを本人と話す機会にしてください。急な体調の変化やけがは、カードの約束とは別に、すぐに対応してください。記録は本人のものです。本人の了解なく、ほかの人に見せないでください。