「こうしてもらえると助かります」を、伝えられるようにしよう
苦手なことがあるとき、まわりに少し工夫してもらうだけで、ぐっと過ごしやすくなることがあります。このツールでは、自分のことを相手に伝えるための「わたしのトリセツ(取扱説明書)」と、口で伝えるときのセリフを作ります。
- 伝える相手を選びます。高校の先生/大学・専門学校/アルバイト・職場/実習先。相手に合わせて言い方が変わります。
- 「お願い」と「自分でしている工夫」をセットにすると、相手に伝わりやすくなります。
- よさも一緒に伝えます。苦手だけの説明にはしません。
入力したことは、この端末のブラウザにだけ保存されます。どこにも送られません。
★みんなで使う端末(学校の共用のタブレットやパソコンなど)では、「この端末に残す」のチェックを外して使ってください。次に使う人に、書いた内容が見えないようにするためです。チェックは開くたびに付いた状態にもどるので、そのつど外します。外し忘れたときは、使い終わったあとに「すべて消す」で消してください。
口で伝えるときのセリフ
声に出して練習してみましょう。言いやすいように、自分の言葉に直してかまいません。
メールで伝えるときの文例
伝えるときのコツ
- 相手が忙しくないときに、「少しお時間よろしいですか」と声をかけてから話す。
- トリセツを渡すだけでなく、一番大事なことを1つ口で言う。
- お願いしたことが合わなかったら、また相談してよい。一緒に考えるものです。
- やってもらえたら「ありがとうございます、助かりました」と伝える。
先生用
ねらい
- 卒業後の進学先・就職先では、本人が自分から配慮を求める(意思を表明する)ことが出発点になります。高校在学中から、「何に困り、何をしてもらえると助かり、自分では何をしているか」を言葉にする練習をします。
- 助かることの候補は、合理的配慮の考え方にそって、場所・人の手助け/伝え方の工夫/やり方・決まりの調整の3つに色分けしています。
- 「お願い」だけでなく「自分でしている工夫」と「よさ」を組にすることで、相手との建設的な話し合いにつながりやすくします。
使い方の例
- 1・2年生:まず「高校の先生」向けに作り、実際に担任や教科の先生に渡してみる(うまくいったことを記録しておく)。
- 3年生:進学先・就職先向けに作り直す。「高校でうまくいったこと」を理由の欄に書くと、相手に伝わりやすくなります。
- セリフはロールプレイで練習します(先生が相手役)。
トリセツは本人のものです。本人の了解なく、ほかの人に渡したり見せたりしないでください。お願いの内容は、学校として検討し、本人と話し合って決めるものです(書いたことがそのまま約束になるわけではありません)。