小さな「できた」から、自分のよさを見つけよう
自分のことを考えると、苦手なことばかり思いうかぶかもしれません。でも、毎日の中には「できたこと」「ほめられたこと」がたくさんあります。このノートに書きためていくと、自分のよさが見えてきます。
- 1回に書くのはひとことでOKです。「遅刻しなかった」「頼まれたことをした」も、立派な記録です。
- 書いたら、そのできごとから見えるよさを選びます。正解はありません。自分で「そうかも」と思うものを選んでください。
- 記録がたまったら「わたしのよさレポート」にまとめます。面談や、進路の自己PRに使えます。
- 書けない日があっても大丈夫です。思い出したときに書けば十分です。
入力はこの端末の中だけに保存され、どこにも送られません。
★みんなで使う端末(学校の共用のタブレットやパソコンなど)では、「この端末に残す」のチェックを外して使ってください。次に使う人に、書いた内容が見えないようにするためです。チェックは開くたびに付いた状態にもどるので、そのつど外します。外し忘れたときは、使い終わったあとに「すべて消す」で消してください。
先生用
このツールのねらい
- 自己理解というと、苦手なことを知ることに目が向きがちです。けれども出発点は、自分のよさに気づくことです。よさがわかっていると、苦手なことにも向き合いやすくなります。
- 大きな成功でなくてかまいません。「遅刻しなかった」「頼まれたことをした」といった小さな「できた」を毎日の言葉で積み重ねることで、自分を肯定的に見る材料が増えていきます。
- たまった記録から、よく出てくるよさを見つけ、できごとを根拠にして、自分の言葉でよさを説明できるようにします。進路の自己PR、面談、「わたしのトリセツ(B1)」につながります。
使い方の例
- 週に1回、ホームルームや通級の時間に5分ほどとって、1〜2件書く。思いつかない生徒には「ヒント」を使ってもらう。
- 先生も、気づいたよさをその場で本人に伝え、「だれに言われた?」「言われた言葉」に記録してもらう。具体的な行動を言葉にして伝えると、本人がよさを選びやすくなります。
- 学期末に「わたしのよさレポート」を印刷し、面談で一緒に読む。「このよさが出たのはどんな場面だった?」と根拠をたずね、本人の言葉を引き出す。
- 進路の自己PRや面接練習の材料にする。「わたしのトリセツ(B1)」には、レポートのコード(YS1-…)でよさを読みこめます。
書く量や件数を競わせたり、ほかの生徒と比べたりしないでください。書けない日・書けない週があっても責めないでください。どのよさを選ぶかは本人が決めます。先生が決めつけたり、選び直させたりしないでください。記録は本人のものです。本人の了解なく見たり、ほかの人に見せたりしないでください。共用の端末では「この端末に残す」を外すよう伝えてください。