授業の中の「やりやすい場面」を見つけよう
授業には、大きく分けて3つの場面があります。どの場面がやりやすくて、どの場面がむずかしいかは、人によってちがいます。教科ごとに答えると、三角形のグラフ(レーダー)で、自分の学び方が見えてきます。
- 教科ごとに、3つの場面を「やりやすい・ふつう・ややむずかしい・むずかしい」から選びます。取っていない教科は、とばしてかまいません。
- 結果では、まずやりやすい場面(あなたの強み)を言葉にします。そのあとに、むずかしい場面に合う勉強の工夫と先生に頼めることが出ます。
- テストではありません。正しい答えも、まちがった答えもありません。いまの自分の感じ方で答えてください(10分ほど)。
入力はこの端末の中だけに保存され、どこにも送られません。
★みんなで使う端末(学校の共用のタブレットやパソコンなど)では、「この端末に残す」のチェックを外して使ってください。次に使う人に、書いた内容が見えないようにするためです。チェックは開くたびに付いた状態にもどるので、そのつど外します。外し忘れたときは、使い終わったあとに「すべて消す」で消してください。
先生用
このツールのねらい
- 授業は、大きく「聞く・見る」「写す・くり返す」「話す・考える」の3つの場面に分けて見ることができます。どの場面でつまずくかは、生徒によってちがいます。同じ「数学が苦手」でも、説明を聞く場面なのか、ノートを写す場面なのか、考えを発表する場面なのかで、合う手立ては変わります。
- 生徒が教科ごとに場面のやりやすさをふりかえり、自分の学び方に気づくこと、工夫や配慮のお願いを自分の言葉にする手がかりを得ることをねらいます。
- 苦手な場面をおぎなうだけでなく、得意な場面を授業や学習に生かすことを大事にしています。結果の画面では、必ず強みを先に示します。
使い方の例
- 学期のはじめに、LHRや通級による指導の時間に答える(10分ほど)。
- 結果を一緒に見て、やってみたい工夫を1つか2つ選ぶ。教科担任と結果を共有するかどうか、だれに見せるかは、本人と相談して決める。
- 「わたしの学び方のまとめ」を、B1「わたしのトリセツ」に書き写し、配慮のお願いを考える材料にする。
- 学期の終わりにもう一度答え、変わったところを一緒にふりかえる。
- 授業づくりでは、自分の授業が3つの場面のどれかにかたよっていないか、それぞれの場面に別の道筋を用意できているかを見直すきっかけにする。
授業づくりの視点(例)
- 聞く・見る:要点を板書やプリントで見える形に残す。説明を短く区切り、指示は1つずつ出す。
- 写す・くり返す:写す量をしぼる(穴うめのプリント、板書の撮影を認める など)。練習の量のめやすを示す。
- 話す・考える:考える時間をとる。書いてから話す流れにする。役割を決めて話し合う。
この結果は、本人の「いまの感じ方」です。能力の判定や診断ではありません。答えを正しいかどうかで評価しないでください。「むずかしい」が多いときも、まず強みと、本人がすでにしている工夫を一緒に確かめてください。結果は本人のものです。本人の了解なく、ほかの先生や保護者に見せないでください。